2005/09/23

歩道に鏡??



先日メルボルンに行ったとき 
cityのメイン通りのトラム路線が大きく工事されていた。

そこを偶然通った私と友達に 赤い服を着たおじさんが急に声をかけてきた。
ここではたまに知らない人が 気軽に話しかけてくる事がある。で・・・よく話しを聞くと
おじさんはこの道を作った人のようで(工事人??) 

「この道路には貝が埋まっている 特にこのミラーが すごいだろ!(左上丸)」 
と わざわざ私たちを近くまで連れて行き・・自慢げに言うのである。

・・・私が???何がすごいのかよくわからないって顔してると・・・

「“この道になぜ鏡が落ちてる??”って 通る人は立ち止まるのさ!」

・・・・・笑・・・・こんな ユーモア??余裕を 私は持ち合わせてない。
たった1つの小さな鏡に ここまで自信と誇りを持ち 通行人を捕まえては説明し続けているおじさん。これは仕事として 人々に話し続けてるのか?? なんなのか・・・
今となっては このおじさんの話すらほんとなのか疑わしい・・・
でも オーストラリアって この話を本当に感じさせてしまう 何かがある。
人の温かさ 人々の生活に対する余裕・・・
まさに “Quality of life” をいつの間にか考えさせられてしまう。 

おじさんの目的は そこにあったのかも・・・

足を止める暇もない・・・ 
不思議に思うこともしない・・・ 
忙しすぎる私たちにくれた メッセージなのかも・・・

なぁんて・・ 
この後すぐ 一緒にいた友達は
「あれは 私達の税金から作ったんだ。無駄遣い!!」 と・・・ 
私を現実に引き戻してくれたのでした。(笑)

0 件のコメント: