2010/10/12

オーストラリア研修

今年も南オーストラリア州のマリオン(左)とノーリフトの研修会を行いました。今回は、ロイヤルアデレード病院でマニュアルハンドリングの特別講習も受けれて 参加された方はラッキーでしたね!!
また 今後も続けていけるように 彼女たちと話しましたので どんどんいろいろな講習を取り入れていきたいです。
・・・って 私は、まだまだ・・・この研修を続ける気なのか・・・笑

今回オーストラリアに来て思ったことは、「私たちは 急ぎすぎている。」あるいは「心が忙しすぎる」ということでした。

今回 講習会でみんなの合言葉になったのが・・・「ジェントリー♪」(やさしく/そっと/ゆっくり)シートを使うときも 体にタッチするときも・・・優しく♪でした。

どうしても 忙しい中仕事をしていると 業務中心になり てきぱきと業務をこなすことが必要になる。それが癖になっているんだね。

でも、それは人に対して持つ時計ではない。
きっと 国にも個性があるように・・・文化があるように・・・
そして時差や発展の差があるように 人にも その人その人の時計や時の流れがある。

ロイヤルアデレード病院で今一番問題になっている肥満患者さん(150kg以上)専用の車椅子やリフトそしてベッドも見学。
患者さんが入ってくるたびに借りていたけど それでは間に合わず・・・病院が購入したそうな・・・。今 一番大きな方は280kgで入院時には おうちの壁を壊して家を出たそうな。。。
「一番の問題は、彼らが病院に運ばれてきたときにはもうすでに
手遅れの場合が多く 多くの合併症を併発している。」と担当者のヘレンは説明してくれた。この背景には、食べる量と運動量のバランスが悪くなっているから・・・だと 病院でも「階段を歩こう!」運動が行われていました。


今日は、明日からはじまるマニュアルハンドリング学会を前に シドニーで世界中のノーリフト研究者集まり 顔合わせが行われました。修士論文を書いたときにみた文献の著者ばかり・・・で ちょっと興奮♪
日本の状況を興味をもって聞いてくれる。そして みんなが口々に「昔はそうだったのよ!日本もきっと変わるわ。」 「スローリー スローリー でも確実に変わっていく」と・・・ 

出会えた時、かかわれる時、その時々を大切にしたい。と思う。
そして 時を重ねてノーリフトが 日本でも合言葉になればいいなぁと思う。

オーストラリアに来て2週間目・・・ツアーが終わって1人になったせいか・・・少し ホームシックにかかり中。