2005/11/15

インド 1


いつか まとめようと思いながら・・・そのままになってたインド旅行。みんなにも写真を見せるといいながら・・・そのままになってた。

去年 インドの病院に1ヶ月滞在した。
ひょんなことに このきっかけとなったのは 英語の試験だった。思うように点が取れず それに やる気も落ちてきていることに気が付き・・・このままでは だめだぁ。と思い・・・日本に帰らずに 何かできないかと考えて行ったのが インドの病院。
もともとインドやアフリカでの看護に興味があり英語を学びに来たのがオーストラリア。
まぁ こんなにもオーストラリア滞在が長くなっているが・・・

オーストラリアからの一人旅・・・。
オーストラリアで出会った インド人の友達にも1人旅はだめ!と止められながらも・・・決心したこの旅。きっと 一生忘れない。いろんなことを学んだ 旅でした。

まず・・・インドに行く途中・・・
インド航空の機内で出会った貿易関係の仕事をしているというOZに
「女性の一人旅は インドでは危ないから 僕が目的地まで 車で送ってあげる!」と 
優しい言葉をもらうも・・・ふと「この人が一番危ないかも・・・」と感じ どうするか迷った。
でも 結局 彼と私の行く方向はまったく逆の為 彼は私のために空港でタクシーを手配してくれた。そして くれぐれも気をつけるようにと・・・言ってくれた。が・・・
私は インドの空港に降り立ったその瞬間・・・もうすでに オーストラリアではなく
“日本”に帰りたいと思っていた。それは 想像を超えるインドの空港・・・。
いろんな国に行くと 空港に降りたらその国が大体わかる・・・が この空港・・・
人が怖かった・・・見る見るみんな 私を見る。
そうもうすでに私は どうやったら明日帰れるかと・・・飛行機のチケット変更を真剣に考えてた。

そんな思いを持ったまま着いた病院・・・そして 誰も私の到着日を知らない。
それどころか 私がくることすら知らされてない。
私は 何ヶ月も前から 院長先生とコンタクトを取っていたし
彼は 何の心配も要らないから 受付にその日に着たら君を案内すると言っていた・・・。でも これが インド流。
O.K!o.k!でも 何も進んでない。何も準備されてない。でも 来る者は拒まない。
そう・・・私は 病院内にあるゲストルームと呼ばれる部屋に案内され・・・
そこで 1ヶ月を過ごした。でもこの部屋・・・はじめの2日間夜中に何度も目が覚めた。
きっと 怖かったんだろうと思う。
この写真が・・・ゲストルームのトイレ&バスルーム!!

そのドラム缶に1日2回水をためる。朝の6時と夕方4時。これを忘れると私は 手桶シャワーもできないし・・・もちろん トイレも! 水道をひねれば出る “水”があんなにもすばらしいとは ここにくるまで知らなかった。

この1ヶ月を病院のICUと分娩室でほとんど過ごした。
・・・というか・・・ラジオもテレビもない為=娯楽はない
だから 私は夕食後はほとんど分娩室で過ごしていたかった。
夜中はなぜだか 分娩が多かったから!


いつも 狭い分娩室は一杯!ここでは 1日10人以上の新生児が生まれた。
でも 生まれた赤ちゃんは 台の上にほりっ放し・・・。そのあと 赤ちゃんは おばぁさんに手渡される(大体が産婦の母親)。そして おばぁさんは外にいる親類に見せに行く。が・・・この外は・・・土ぼこり。そう・・・生命力というものを私はここで何度も感じた。日本のように 新生児室もなく・・・生まれてすぐ 外に行き おばぁさんに抱かれている赤ちゃん。命って 何だろう。何が生死を決めるのだろう・・・。そんな 言葉がずっと頭にあった。この分娩室で・・・。

インドを旅して・・・いろんなことを感じた。
こんな国があるとは・・・想像以上の 日々はここで1ヶ月続いた。

・・・あっ 続きは また 明日。

あっ ちなみに 飛行機であったOZは とっても親切な人だったらしく・・・
この病院にまで 電話をかけて私が到着したかを確認してくれてたのです!!
でも 私・・・彼の連絡先すら聞いてなくて・・・お礼も言えず・・・そのままです。

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